vanascript 消滅しとる!

プロフィールページにvanascript使ってたのだけど、久々に更新しようと思ったらサイトが消失しておりました。こうしてまたひとつ、えふえふいれぶんちゃんの思い出が消えていく…

調べたら、vanascriptを最初に立ち上げたmasawo氏がソースを公開されてました。いまさらFFXIで復活してくださる熱心な方がいるとも思えないので、もしかしたらFFXIVに転用できるかな(と思ったがrhapさんの記事によると、FFXIVでもenjinのサービスしか残っていないとのこと…おわこん!!節子死ぬの早すぎやで!!)

XI-Profはまだ生きています。まぁひとつ残っているだけでも御の字でしょう、FFXIVさえこの状態だし。

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Scientific misconducts.

昨年、日本の科学研究で不正件数が少ないのはおかしいという記事が掲載された。井上明久前東北大総長の不正疑惑を中心に、JSTが出資している研究で不正件数がゼロというのはありえないのではないかという記事だった。私も(学内に不正行為で有名になってしまった研究者がいたこともあって)不正ゼロというのはさすがに無いだろうとは思いながらも、同時に、探したところで見つかってせいぜい数件程度だろうと思っていた。「欧米と一緒にするな」というか、この国の科学者の倫理意識は総じて高い水準にあるんだと思っていた。

…甘かったよね。それから一年と経たずに小保方ミサイルが炸裂。さらに悪いことに、その後の理研の後片付けも迷走。井上氏の件もまだ収集がついていないらしい。

単純な剽窃や二重投稿の検出については、ある程度の自動化がなされるだろうと思う。学生レポートではコピペを検出するコピペルナーがあり、5年前に登場してからというもの私の大学の教授も愛用している(らしい。本人が喜々として言っていた)。3年前には、こちらはジャーナリズムにおけるコピペを標的として英国版Churnalismが登場し、昨年には米国版Churnalismが登場した(教えてもらった、米国版についてのthe Atlanticの記事はこちら)。今後、科学論文についてもプレ査読的にこのようなスクリーニングソフトが利用されていくんだろう。

画像についてもSTAP問題以降、編集・加工の形跡を探す試みがますます盛んになった。ついに国内ベンチャーによってLP-examという不正検出ソフトがリリースされ、今後こうしたソフトウェアによるスクリーニングが行われるだろう。

こうした改竄みたいのは自動検出可能なんだけど、しかし、より根深い問題だと思うのは“全てでっち上げ”みたいなものをどうするかということ(例えばES細胞のデータを使ってSTAP細胞のストーリーを創り出す、というような)。こうなってくると巧妙で、シンプルな不正検知での対策は難しいのではないかと思う。過失による不正行為は教育すればどうにかできるけど、悪意があるとなるといかんともしがたいものだし。前にも触れたけど、世の中には相手を邪魔しようと明確な悪意をもって他人の研究を妨害・破壊する輩すらいる。査読つきのNatureですらSTAP論文が載ってしまったというのだから、open journalが流行の御時勢、やってもいない研究結果を報告するような研究者が今後も減るとは考えられない。

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気になっている公共タイプフェイス

完全に個人的なメモ。気になっている公共団体のタイプフェイスなど。

Johnston

マイ神フォント。20世紀初頭にロンドン交通局が統一規格として整備し始めたタイプフェイス(ちなみにMetro Fontsに各国地下鉄の書体がまとめられている)。視認性と固有性を両立している。当時のロンドン交通局はFrank Pick指導の下、Edward Johnstonによる書体の規格化やら、画家にポスター描かせるやら非常に斬新(かつ金のかかる)ことをやっていた。詳しくは『ジョンストンのロンドン地下鉄書体』参照。現行のNew Johnstonは”メイリオ”などでも知られる河野英一氏が改訂に関わったことでも有名(らしい)。コンピューター用フォントとしては旧版を継承したITC JohnstonかP22 Johnston Undergroundが使える(が、完全なオリジナルではない。そもそも完全なオリジナルと言えるものがあるか微妙だけど)。Johnstonの属する系統ではGill Sansが有名だけど、両者にはいくつか決定的な差異がある。

ゴシック4550

上に相当する日本版、鎌田経世氏による営団地下鉄フォント。製作者による詳細として『新設計書体〈ゴシック4550〉』を参照。「ゴシック4550」駅名サイン復興計画にも詳しい。視認性が高く、特に横幅を広く取っていることで斜めからでも見やすい。”4550-GM”というフォント名でMS機に一時実装されていたらしいけど、結構オリジナルと違いがあるらしい。

Akzidenz Grotesk

営団フォントの英語のほう(フォントブログの記事を参照)。歴史は古く、19世紀からだらだらと使われている。Helveticaのもとらしいけど、私はこっちのRの右下がふにゃっとなってないほうが好き(Johnstonもそうだけど)。

NPS Rawlinson

米国のNational Park Serviceで使われているタイプフェイス。公式のはNPS職員じゃなきゃ使えないらしいけど、Rawlinson系列で無料のフォントもある(が、やはりちょっと違うっぽい)。

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iTunesでLAMEを使うには

CDをiPhone(またはiPod, iPad)に入れるのに、LAMEを使ってmp3に変換している。音質が良いのか悪いのかは私の耳では分からないし、レビュー見ても意見が分かれる(というかmp3にすること自体が非常識っぽくなりつつある)ようだけれど、まぁ気休め程度に使っている。で、そのメモ。

MacではiTunes-LAMEを使うと便利。Winでは電脳スピーチblog様の作られたiGoinLM.jsを使うと便利。

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Self-Help Books

日本語では「自己啓発本」などと呼ばれるジャンル.自己啓発っていうと,カルトがかった「自己啓発セミナー」とかを連想するので,あんまり好きな言葉じゃないんだけど…とりあえずここでは「自助本」とでもしとくか.

とにかくそういうジャンル,私は好きでたまに読んだりするのだけど,じゃあ本当に読んで何か役に立つのか?という話.先月『7つの習慣』の著者コヴィーが亡くなったのを機に,BBCがふたりの実業家に意見を聞いていました.ひとりは「ピッツァ・エクスプレス」創業者などとして有名な起業家ルーク・ジョンソン,もうひとりは化粧品チェーン「ラッシュ」社長のマーク・コンスタンタイン.

ルークは,自分がティーンの頃にカーネギーの『人を動かす』に刺激を受けたということで肯定派.「多くのことが学べる割に安い」とのこと(これ,よく著者が自信たっぷりに,前書きとかに書いてるよな…と思ったら彼自身,自助本を書いていた).一方のマークは,自助本というジャンルを独立したものとは捉えておらず,ビジネス書と連続したジャンルと考えているよう(例として『ウィニング』を挙げている).また,こうした本を読んでいない経営者もいると指摘して,必ずしも読まねばならない本ではないと考えている.

ただし,インタビュアーの「こういったジャンルは,どちらかというとアメリカというイメージでは?」という質問には,二人とも「そんなことはない」とのこと.自助本って,例えば「いつもスマイルで!」みたいなごく当たり前のことしか書いていないんだけど,仕事をしているとそうした当たり前のことすら忘れていることがある.そういうときに読めば,いいリマインダになってくれる…っていう2人の意見,納得です.人生の答えを探して,自助本の泥沼にはまりこんじゃダメってことだよね.あくまでヒントというか,明日へのブースターとして使え!っていうことで.

ちなみに,ふたりが薦める「自助本」はそれぞれ,『大きく考える人が成功する』『パーキンソンの法則』

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