Re:tweet 2873. Rotating anaesthesiology, again.

いつものツイート振り返り、自分語り。

振り返ってみれば、今月は神戸・京都,美瑛,そして東京と、ずいぶんとあっちこっち行ってた月でした。これは別記事にまとめて書くとして、ここはいつものチラ裏。

研修のこと

学会行ったりなんだりと、じゃあ研修もさぞ楽しかったろうと思われるでしょうけれど全然そうでもなかった。正直、麻酔科って凄く惹かれるところがあるんだけど、個人プレー的な性格が強いためか先生方の「あく」も強くて、上級医ごとのスタイルに従わないといけないので非常に疲れた(最後にアセリオ使うか使わないか、まで)!あと手術室の窓のない生活って、日常から隔絶された感覚がして、私にはやっぱりキツかった。学ぶことは多かったし、正直楽しいし、進路として全然アリだとは今でも思っているんだけど、合ってるかは微妙。

  • 同僚の絡みが、もはや面倒以外の何者でもない。 13:00:20, 2017-06-14
  • 酷い外来当番だった…やはり疲れは躰じゃない、心が疲れるんだ。 22:47:42, 2017-06-24
  • 1 slide, 1 message, 1 figure. 07:01:55, 2017-06-25
  • だめだな。社会人になって1年目は顔を上げて歩いていたけど、2年目で猜疑心と絶望に蝕まれ、3年目にして嫉妬と憎悪で灼きつくされていく。ここまできたら、たぶんもうだめ。 11:07:53, 2017-06-25
  • さすがに人生13年も低空飛行していると、さすがにいろいろと枯れ腐り崩れ果てなむ。 11:03:31, 2017-06-22
  • 気分的に疲れがとれない。帰って寝よう。 14:07:58, 2017-06-23

観た映画のこと

映画は「午前十時の映画祭」から"All about Eve"(上記あっちこっち行ってたせいで『突然炎のごとく』は見られず)、新作から"Pirates of the Carribean: Dead men tell no tale"と『花戦さ』。

中でも圧倒的に『花戦さ』がよかった。下記の通り、母が池坊なので推してる部分もなきにしもあらずだけど、いけばなとしても面白いし、実は映画としても面白い。ショットは「間」やクロースアップを重視していて、カメラを動かすトラッキングなども効果を意識して限定的に使っている気がする。例えば会話のシーンの話者のシンプルな切り返しショットでもカットのつなぎ目を工夫していて、作り手の創意工夫を感じる。ツイートしている通り、プロットがおおまかに3つの時期に分かれているので、その間が突然「それから何年後―」みたいにざっくりカットされているのが置いていかれるけれど、上記の長所で帳消しかな。照明も斜めからのライティングで表情を浮き立たせたりと面白いし、時間と場所を意識している(特に、北の天満宮の夕方のシーンは秋の夕暮れの雰囲気が出ていていい)。そして何より、歌舞伎俳優・ベテラン俳優を登用したことで、所作が見ていて飽きない。昨今の日本映画の中で、正直エンタメとしても芸術的なところでもバランスがとれている良作じゃないかと思っている。まだ無料券残っているので、どっかで見に行く予定。

  • そういえば…saw the film "All about Eve". Rather cruel, disgusting, and shocking than expected (maybe that's why i didn't make any comment by now) 15:11:20, 2017-06-28
  • Saw "Pirates of the Carribean: Dead men tell no tale". Fun but, to be honest, worse plot, music, shot – i mean, generally. 03:56:06, 2017-07-02
  • あと『花戦さ』見ましたが、これは正直、ここ数年の中では一番面白い日本映画。安っぽいアクションではなく、かといって露骨に芸術性を謳わず。役者の力もあって、エンタメながら人間が描かれてる感ある。 03:59:48, 2017-07-02
  • それから何年後…みたいに突然ビューと時間が流れるとことか、すこしショットのつなぎ目に「え?え?」と置いて行かれる感があるけれど、それでも撮影とかも頑張ってる感がある。なにより、花がよい(踏みにじるところも、敢えて造花にしなければ良かったのになー) in reply to elumineko 04:01:57, 2017-07-02
  • 実は母から池坊の鑑賞券をもろうてるのですが、それは使わずに見たので、あとでまた見にいくと思います。 in reply to elumineko 04:03:57, 2017-07-02

その他、雑多なツイートたち:

あえて触れるなら岩波新書『瞽女うた』はオススメ。瞽女の存在そのものを知らなかった私が、コミック『猫瞽女』きっかけで読み始めた本なんだけど、非常によい評論。アメリカ人音楽家で日本の音楽に造詣の深い方が書かれているみたい。日本人にありがちな論理の飛躍や紆余曲折がなく、構造的にしっかりしているし、内容も感情的で安直なものではなく冷静ながらも深く燃える“瞽女うた”に対する熱意のようなものが伝わってくる。これは良本なので推しとく。

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余談ながら、こんなこともあった。

  • 何回か行ってるお店の店員さんが毎回喧嘩ふっかけたいかと言わんばかり無愛想で、失礼だなと思ったので一言言わずにはいられなかった。 05:19:42, 2017-06-25
  • フロアマネージャーなんだと思うけど、言っても反省はしないんだろうし、これで私が二度とお店に行かれなくなっただけ。後悔はしているが、私も反省はしていない。 in reply to elumineko 05:21:35, 2017-06-25

つまんないことだし、自分がぐっと我慢すればいいだけのことなのに、それができない。例によって反省はしていないけど後悔はしているパターン。

わたしは、疲れていると周囲に害毒を撒き散らしてしまうタイプなので…ダメだな、なんとかしたいな、と思うのだけれど、これがなかなかむつかしい。やっぱり育ちがあって今の性格になってしまっているので、一朝一夕には性格は変えられないなぁ。

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