iPhone 5のステレオミニ端末からは普通にアナログの音声信号が出てくるけど、Lightning側はデジタル信号にしか対応していない。だから(オーディオ好きじゃない限りはしないけど)Lightning側から音声を出力したいと思ったら、iPhone 4世代までの30ピン端子とは違って、間にDACを噛ませることが必要になる。
Lightningとステレオ(ミニ)プラグをつなげさえすればDACなんて何使ってもいいんだけど、一番安価で手っ取り早いのはLightning-30ピンアダプタを使うこと。単なるコネクタにしては高いなぁという気がするけど、実はこの小さい端末の中にはデジタル音声信号をアナログに変換する回路が組まれている。
で、ようやく本題なんだけど…やっぱりLightning-30ピンアダプタのDACのほうが、内蔵のDACよりいいよねぇ?気のせいだとずっと思っていたんだけど、やっぱりこのアダプタから出したほうが、ステレオミニ端子から直接聴くよりも音がいいとしか思えない。調べてみたら、iPhone 5のDACにはCirrus Logic社の338S1077ってのが使われているらしいのだけど、この純正アダプタに使われているのはWolfsonのWM8533という、また違うモノらしい。具体的なスペックの差はよく分からんのだけど、何度聴いてもやっぱりアダプタのDACのがいい。少なくとも3000円の価値はある。
とはいえ、そんなことはどうでもいいんだ…私が何を言いたいかといえば、こんな瑣末な差に喜んでばかりいるのではなく、早くいいDACとアンプを買って、クラスメイツと張り合ってみたいという、ただそれだけなのだ。
PatchworksのColorant Case C1がいい加減寿命といった感じなので、買い替えた。
今まで使ってたColorantはシンプルながらも端末周りまでしっかりカバーのある良品で、そのくせ価格が飛びぬけて安いところにベタ惚れだったのだけど…何回か落とすうちにクラックが入ってしまって、そこからボロボロと崩れるようになってしまったので、さすがにもう限界!と判断した。表面がフラットなのでイラストでも描いてデコりたいなーなどとも妄想していたのだけど、案の定というか、いつも通り妄想に終わってしまった。
で、新しく購入したのはTrinityのCrystal Cover Set for iPhone 5s。ヨドバシAkibaとか行くともうカバーの種類が多すぎて、結局30分以上ウロウロしてしまったのだけど、結局は目星をつけていた商品に落ち着きました。
Simplismシリーズは、以前から「カユいところに手が届く商品だなー!」って思ってよく使ってたんだけど、最近はいろいろなブランドとのコラボ商品をよく出しているみたい。で、これはカラーリングをCOPICとコラボしているという、イラストには自称チョット詳しい似非ヲタクほいほいな商品(ちなみに私はCOPICは使ったことがない、というかここ数年1枚もイラストを練習していない、ごめん)
実は先日0番(Colorless Blender)を買ったものの、そのとき使ってたColorantのカバーがまだもちそうに思えたので、母に譲ってしまい…でも結局は自分でも欲しくなって、買ってしまった。気になっていたエヴァ初号機っぽい色のB37(Antwerp Blue)を試しに使いながら、予備に買っておこうと透明な0番も注文しておきました。こう書くと「0番なんて、普通の透明カバーと変わんないじゃん」って言われそうだけど、普通のクリスタルカバーとしても十分カッコイイし、作りがしっかりしているのです(あと、COPICのロゴが入っていると絵描きっぽ…ごにょごにょ)
みなさまもよろしければ、それぞれぜひお試しください(ちなみに、なぜこんなことをいまさらダラダラ書いてるのかというと、単純に次買うときに前に何を買ったのか思い出せなくなるからです。ハイ)
いつものツイッターまとめ…だけど、ちょっと今日はまとめたいこともないので、最近自分が考えていること(大学と大学病院の関係)についてメモしてみたいと思う。
今月は外科で実習していて、実習自体は(少なくとも前回の消化器外科より)充実したものだった。年度初めということもあってオペは少なかったけれど、自己肯定感を損なうような体験も少なかったし、新しく着任した後期研修医の先生は誠実かつ熱心な方が多く、さらに学生にも優しい先生が多くて幸せだった。しかし一方で、コメディカルとの距離感や(こう書くと学生運動家っぽいけれど)教育体制側・事務側の不親切さに関して、残念ながら不満を抱くことが多くあった。
私の大学の場合、「授業料、入学料及び検定料」として16億の収入がある。537億円の支出に占める割合としては微々たるものだし、そもそも教育費用としては学生が払った分の何倍もかかっているのでえらそうなことは言えないけれど、それでも、こちらはお金を払って大学にいっていることには変わりがない。なのに、特に指導医や看護師から業務妨害かのように邪険に扱われたり、教育担当教員や教務課から就職活動に十分な協力が得られないのはいかがなものかと思う。
これはおそらく大学と大学病院の間の意識のズレ、あるいは教員側と学生側との意識のズレに起因しているのだろうなぁと思う。このような軋轢は何も今にはじまったわけではなく、古今東西を問わず延々と変わることなく存在しているものなので、まぁそんなものなのかなぁと思う。だけど、それにしても今の学生はあまりにもイイ子すぎるし、あまりにも馬鹿にされすぎているような気がする。ルネサンス・イタリアの大学や、アダム・スミスのいたスコットランドの大学などでは、学生の人気で教員としての報酬も決まったような話を聞いた気がするけれど、もっとそれくらい、大学生には主体的に学びを選ぶ権利が与えられてもいいのではないかと思う…いくらそれが医学校という、職業訓練専門学校だったとしても。
すみません、ちょっと苛立っているので興奮気味に書いてしまったけれど、でもこれが今月思ったこと。後半は、いつもの瑣末なツイートまとめに戻ります。
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『理系のアナタが知っておきたいラボ生活の中身』読了。理系といっても、対象は生命科学系に限られるのだけど、なかなかいい本なのでは?と思った。
欲張りすぎたがために筆が走っているところもあって、特に実験手技や方法論については、網羅的に紹介しようとしたあまり、かなりの紙面を割いているにもかかわらず記述不足感が否めない(実際に行うには省略されすぎているし、方法の利点欠点といった概観を掴むのにも微妙なところで、帯に短し襷に長しという印象)。けれど、だからこそどういう方法があるのかザーッと流し読むのには向いていると思う。何より方法論や研究論に終始せず、一科学者としての将来の展望や科学に対する考え方、さらには読む価値がある図書の紹介まで書いてあるところは非常にいいと思った。あたかも実際にボスのもとで、時には雑談を交えながら手技を習うところを疑似体験しているような気分になる。おそらくは研究室配属前のように、いままさにバイオ系の研究に飛び込もうとしている、けれど身近に信頼できるメンターがいない、というような学生にはピッタリの本だと思う。
こういうジャンルの本としては、以前から『アット・ザ・ベンチ』が定番になっているけれど、もうさすがに情報が古いと感じる部分もある。特に、この10年間の技術革新は目覚しい部分があって、久々に研究室の先生と話すとウラシマ状態になることが少なくない。そういう意味でも、この本は『アット・ザ・ベンチ』の代わりとはいかないまでも、一緒にあわせて読む価値はある本なのではないかと思った。
キャシー バーカー
メディカルサイエンスインターナショナル
しかし図書館に新書として入ってたから読んでみたんだけど、実はこれでも既に2年前の本なんだよね。しかも当面ラボに用はないってのに、なぜいまさら読んだのやら…
新年度はじまったね。式典やら何やら、新入職員に仕事を把握してもらうことに終始し、多くの物事があまり前に進んでいかない時期。まぁ、見方を変えれば何か新しいことが動き始める時期ということで、一番楽しい時期なのかもしれないけど。
それにしても、今年は桃も桜も散るのがだいぶ早かったなぁ。酷く寒くて風雨のたたきつける日とか多くて…こればかりは自然のことだから仕方ないんだけどさ。体調だけは気をつけて行きましょうね。
ということで、後半は自分のための、ツイッターログ。
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